当社は大正6年に「日本貿易日報」を発行する新聞社として創業、昭和30年代の車社会の到来に伴い、サービスステーション(SS)で使う給油領収書の全国シェアナンバーワンを獲得、その後もSSの会員カード発行を皮切りに、クレジットカードをはじめとする金融機関・保険証等のカード発行事業や直近では販促支援事業へ業務領域を広げるなど、業態変換・変革を重ねてきた会社でございます。
今般当社のお客様の主軸であるSS業界におかれましても事業環境の変化が加速する中、収益確保から人材獲得・定着化など、店舗ごとに日々刻々と変化する課題へのご対応のみならず、企業として永続していくための事業多角化の推進など、中長期的課題への対策も同時並行で追求されるなど、大変難しいかじ取りをされているものと認識しております。
当社は、これまでの長い歴史を積み重ねる中でお客様から頂いたご信頼や、当社が培ってきた組織の力を最大限に活かし、そういったお客様の課題解決をご支援する総合的なソリューションプロバイダーに進化していくことが当社に求められる次なる変革です。
尚、当社は印刷業に端を発する製造業ではありますが、お客様の課題解決の目的においては自前主義にはこだわっておりません。当社自身を日本全国のSSへと繋がるネットワークのハブと捉え、多様なパートナーシップの中からベストなソリューションをご提供するのも一つの大事な役割と考えています。
また、お客様・お取引様と同じく大切にしていることが経営理念にある、社員の「成長と挑戦」です。
日本全国のエネルギー供給インフラを支える仕事であるとの矜持を持って、お客様が日々直面する新たな課題に共に挑戦し、その挑戦を通じて、社員一人ひとりが成長を実感できる、「挑戦」と「成長」が両輪として回る場を作ることが私のもう一つの大きなミッションとして捉えております。
お客様、取引先並びに社員が相互作用し、より良い社会への転換を後押しする会社となることができればこれ以上の喜びはありません。
今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
日本貿易印刷株式会社
代表取締役社長 宮崎 亮太郎